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院長家内の藤崎です
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この言葉の意味を考えさせられるのはダウン症を持つ次女の存在が大きく影響しているかもしれません。次女の事をご存知の方、私達家族の事をご存知の方が、近況を気にかけてくださったり、元気に日々送っていることを共に喜んでくださったり、たまに起こるどうなのコレ!という出来事に一緒に腹を立ててくださったり・・・
とても有り難い日常です
私は院内にあまり滞在することはないのですが、
昨日たまたまお久しぶりにお会いした患者様がいらして。その方は以前ご挨拶させて頂いた時もバリバリお仕事をされていて、いつも明るい華のある笑顔で、身のこなし、発する言葉もお若いのにとても丁寧な素敵な女性でした。夕方をだいぶ過ぎてからのご来院がほとんどで、お仕事でヘトヘトなはずなのに力を振り絞っていらして下さってるんだろうなと思うと、どうか院長・スタッフの治療にしっかり回復して明日を迎えて頂けますようにと思わずにいられなかったです。しばらくぶりにいらっしゃっているとお聞きしてましたが、数年ぶりにお会いしたその方はお互い耳に入っている環境の変化に想いを寄せながら、「大変でしょう」と忙しさを共感しあい、変わらず明るく素敵な笑顔で「1週間に1度の私の楽しみなんです!」と仰っていただき、「いっぱい癒して貰ってくださいね」とスタッフに託しました。
数週間前にいらした患者様はカップルでいらしていて、ちょうどお帰りのときに入り口でお見かけしたのですが何ともお2人寄り添った距離感が微笑ましくて後ろ姿をお見送りしました。あまり院に滞在しない私はご存じない方の中では患者さんに同化していますので(のつもり)お言葉かけなかったのですが、後で聞くとHPを見ていらして下さった、島からのご来院の方だったとか。鹿児島市内の多くある院の中から選んで貴重な時間にご利用いただき本当に有難うございました。ご来院下さったお2人の気持ちに添った治療ができましたでしょうか。
今朝の南日本新聞で、東京パラリンピックが、障害をもつ人と共生できる社会作りを考える契機になればという記事が載っていました。昨今の事件からニュースになり、記事になり、多くの人に障害を持つ人やその家族に起こる出来事を知る機会が増えてきました。知れば、何でこのようなことがまかり通っているのだろうと思う事ばかりです。「見て見ぬふり」ではなく、差別解消への取り組みを共にしてほしい~と語る体験者の「共に」に、~共感して、何ができるのか考えて寄り添うことが「共に」だと、次女のいる生活に教えてもらっています。
院長・スタッフに共感してご来院くださる皆様に感謝し、気持ちや体に寄り添った治療・癒しの場を提供出来ますように、これからも努めて参りますね